旧枠モダンのススメ~MF京都3-0デッキが出来るまで~
旧枠モダンのススメ~MF京都3-0デッキが出来るまで~
私が旧枠モダンを始めたきっかけはよくいる地域(要するに秋葉原)で旧枠モダンが流行っており
担当のPPTQ店舗が旧枠モダンの聖地アメニティドリーム吉祥寺店ということで
1つくらいと思ったのが始まりでした。

知らない人向けに旧枠モダンとは
http://old-flame-modern.hatenablog.jp/entry/2017/12/12/195801

早速カードプールを確認すると旧枠モダンには当時太陽拳で使われていたカードが沢山ありました。

怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath
迫害/Persecute
神の怒り/Wrath of God
ふるい分け/Sift
影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator
ゾンビ化/Zombify
蘇生/Resurrection

これは一度形にしてみようというのが始まりです。

知らない人向けに太陽拳とは
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E6%8B%B3

上記で書いたカードにに加え代用品になりそうな
全能なる者アルカニス/Arcanis the Omnipotent
黎明をもたらす者レイヤ/Reya Dawnbringer
よじれた嫌悪者/Twisted Abomination
マーフォークの物あさり/Merfolk Looter
目録/Catalog
強迫/Duress
恐怖/Terror
精神石/Mind Stone
星のコンパス/Star Compass
インベタップランド
ダメラン
友好色フェッチランド

を入れたエス…ドロマーカラーのリアニメイト太陽拳(自称)をまず作りました。

早速使うものの上手く回るはずもなくスパーリングのトリコロールバーンに0-8し夢屋の大会前日の1人回しでは
・4ターン目に釣れない。ほぼ素だし。
・白白が出ない
・迫害が全く間に合わない
等、問題しかない状態でしたのでであえなく諦めることになりました。

大会前日でしたので何かを作らなければならず自分の資産を見まわすとスレッショルド用に購入した
秘教の処罰者/Mystic Enforcerが目に留まりました。
迫害は唱えるには遅く黒の除去は白でも代用可能ではないかと考え
色をドロマーからバン…トリーヴァに乗り換えて本当に秘教の処罰者を突っ込んだだけデッキがその日完成しました。

サイドボードも恥ずかしい位即興で
天啓の光/Ray of Revelation×4
獣群の呼び声/Call of the Herd×4
ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec×3
解呪/Disenchant×4
解呪に関しては入れるものがなかったから当日夢屋で4枚買った位でした。

大会は
青白コンに負け
ターボフォグに負け
罠の橋に勝ち
1-2と成績は良くなかったものの得るものが大きい大会でした。

・3マッチとも石臼/Millstone、罠の橋/Ensnaring Bridge、物語の円/Story Circleと置かれたことで
解呪は毎回サイドインなんなら「名誉回復/Vindicate」に見えてきました
・秘教の処罰者は思った以上の活躍で頼れるフィニッシャーでもありました。

ここまでエラそうに書いていますが旧枠モダン界が吸収/Absorbの再録で盛り上がったことも華麗にスルーしMF京都まで調整は0で迎えました。

当日朝友人にデッキを貸す際に以下の組み換えをしました。
・解呪をメイン2枚
・獣群の呼び声をメイン4枚
・吸収をメイン2枚

解呪に関しては夢屋での教訓を生かしメインから盤面に触れられるように工夫しました。
置物でメイン落とすなら腐らないのではないかと予測してIN。(いや名誉回復が腐る訳なかろう。)
そして環境最強の1枚である獣群の呼び声をメインに移してトリーヴァミッドレンジとして振る舞えるように組み換えました。
序盤から攻められる武器を手にしたので少量のリアニメイトパーツは一旦サイドボードに落ち着きました。
吸収に関しては乗り手の好みでinしましたが雲散霧消が会場に売って無くてこちらになった経緯もあります。

上記のの経緯を得て出来たのが今回の歪んだリスト。
サイドボードの練りこみの甘さや歪みは朝の組み換えが原因です。

そして乗り手が強かったおかげで

R1アブ…テネブエンチャントレス○○
R2黒単○×〇
R3青白コンID(×〇〇)

実質3-0。
なんならBMのサムネまででしゃばって目立っている。
https://mtg.bigweb.co.jp/article/magicfestkyoto2019/coverage/025

最後に
ちらし裏なので書かせていただきますがMFで19人も集まるとは実は思っていませんでした。
なんなら西での情報が少ない為、成立もしないのではと心配しました。
今後もMF等で継続的に開催される為に参加者が増えたらいいなと思います。

旧枠モダンでは以下のカードが主役にもなり得ます
怒りの天使アクローマ
物語の円
神の怒り
マナ漏出
心霊破
ファイレクシアの闘技場
もぎとり
怨恨
獣群の呼び声
燎原の火
包囲攻撃の司令官
稲妻の天使
秘教の処罰者
トリスケリオン
各種ダメージランド

どこか懐かしさを感じませんか?
私のような学生時代のマジックを味わいたい人にはお勧めのフォーマットです。

もう一つの魅力として敷居の低さがあります。
列挙したカードたちの値段を掲載すると(19/4/2 WisdamGuild調べ最安価格)
怒りの天使アクローマ 90円
物語の円 30円
神の怒り 300円
マナ漏出 9円
心霊破 380円
ファイレクシアの闘技場 280円
もぎとり 30円
怨恨 45円
獣群の呼び声 10円
燎原の火 50円
包囲攻撃の司令官 30円
稲妻の天使 50円
秘教の処罰者 32円
トリスケリオン 30円
各種ダメージランド(アダーカー荒原) 290円

一時代を築いた獣群の呼び声の10円を見た時には私も驚きました。
カードを大量に注文しても合計金額が3000円程度だったりします(経験者)

カードを揃える際のアドバイスとしては通販をオススメします。
ショップに行ってカードを見つけるのは結構大変だったりしますので
それに比べればニッチなカードがすぐに調べられる通販はとても便利です。
一応紹介で私が通販で使ったカードショップserra様とBigMagic様
https://cardshop-serra.com/
https://mtg.bigweb.co.jp/

長々と書かせていただきましたがちょっとやるにはとても良いフォーマットだと思いますので興味を持っているや懐かしいマジックやりたいなと思っている方は是非初めて見て下さい。
始めるきっかけとなったり大会でお会いできれば幸いです。
それでは
そろそろラヴニカのギルドも終わるし一時期MOドラフトおじさんになっていたので前回に続いて備忘録的に指針をつらつら書いていきます。

GRNドラフトの特徴と言えば多分に漏れずギルド環境でした。
緑多色なども試してみましがそれってゴルガ…だったりしてM19の時の様に10個の色の組み合わせでは無く5個の組み合わせを8人で取りあうとてもシビアな環境でした。
特にセレズニア、ゴルガリは弱カラーという情報が流れていた為、誰もやりたがらない色となり結果イゼット、ディミーア、ボロスを取り合う事になりました。
自分も最初は上記の3ギルドの点数高くピックしていましたが記事を読み漁ったりした結果全部のギルドでそれなりの考え方まで行き着くことができました。
出来る限り2色でまとめたく2色タッチX位までが許容という結論です。
前回の色事は書きづらい為、ギルドごとにポイントを書きました。

イゼット 参入リスク:低 再現性:高
某有料記事にも書いてありましたがイゼットはアグロとコントロール両方作ることが出来ます。
同じ色のカードでも役割がデッキごとで分かれている為、同じイゼットでも卓に共存出来かといって代用もある程度効くことからとても受けが広く再現性が高い色の組み合わせです。

イゼットアグロ
おそらくこのドラフトで一番作ったアーキータイプ。
必要パーツが「細く」「限定的」であるため割と簡単に集める事が出来ます。
攻める低マナ域(ヴィダルケンの催眠術師や跳び蛙)は終盤まで流れやすいカードです。
基本的には序盤からクリーチャーを展開し相手が出してくるクリーチャーを音波攻撃等でごまかし準備が出来たころには手遅れにさせるデッキです。
ウォジェクの護衛が最も点数高く取りたいコモンです。

欲しいカードは
アンコ:溶解区のミノタウルス、光線分割の魔道士、小柄な竜装者
コモン:ウォジェクの護衛、音波攻撃

光線分割の魔道士は最大高度や確実な一撃を上手く使えるようになるのでお気に入りです。
このアーキータイプだとイゼットコントロールでは入らない光線分割の魔道士、ヴィダルケンの催眠術師、最大高度あたりを安くピックすることが出来ます。
クリーチャーとスペルのバランスは大体14:10あたり。

イゼットコントロール
青いカード取ってディミーア組みたいけど諜報カードが流れてこなかったり除去を中心に高熱仮説、嵐の行使、捕獲球をふんわりピックしてたらなりやすいアーキータイプ。
フィニッシャーさえいれば気難しいゴブリンやピストン拳のサイクロプスを序盤の壁として運用出来るので再現度は高め。
団体のギルド魔道士やつぶやく神秘家を使ってアドバンテージですりつぶしていきたいところ。
欲しいカードは
アンコ:つぶやく神秘家、薬術師の眼識
コモン:霧から見張るもの、ゴブリンの電術師、高熱仮説

フィニッシャーがはっきりしないとゲームは作れるけど勝ちきれないアーキタイプです。
霧から見張るものはどのアーキタイプでもお手軽フィニッシャーになるので確保しておきたいところ。


ディミーア 参入リスク:低 再現性:高(低)
成功が見えやすく最も失敗が見えづらいアーキタイプ。
個人的には一番難しいと現在思っているギルド。
再現性:高(低)としているがふんわりディミーアコンは低で諜報ディミーアは高なので。
失敗の見えずらい理由はイゼットコントロールの様に飛行、除去、ドローと取っているだけでもふんわりディミーアコンが出来てしまい見た目強そうだけど勝ちきれないデッキになってしまう。勝ち筋はしっかりと確保しよう。
2マナ域として壁過の達人>霧の壁を推しておきたい。

諜報ディミーアは継続的な諜報が必須でパーツがアンコモンに多い為確保することが難しい。
その為、闇刃の工作員を始めとした諜報した時のカードが使いづらい為、終盤までピック出来る事もある。
流れを上手く見極めて乗れれば卓1になり継続的な諜報を備えた虚報活動やディミーアの偵察虫が入った化け物デッキが出来上がる。

欲しいカードは
アンコ:虚報活動、夜帷のスプライト、家門のギルド魔道士
コモン:霧から見張るもの、致命的な訪問


ボロス 参入リスク:中 再現性:中
1マナから始まり教導を駆使して張り倒すギルド。
前のめりなカードも多くイゼットやディミーアと違ってコントロールシフトも出来ず多色化もビートダウンにとっては致命的になる為、参入リスクは中。
真火の隊長やボロスの挑戦者等強い教導カードが取れたりウォジェクの護衛や空騎士の軍団兵が中盤あたりで拾った時に狙いたいです。
最後のひと押しとして宇宙粒子波も確保したい出来なければ押し入る荷役獣を入れるのも手。
(押し入る荷役獣をミニ宇宙粒子波とか言い出したら病気(自分))

欲しいカードは
アンコ:ボロスの挑戦者、突撃するロック鳥、議事会の裁き
コモン:ウォジェクの護衛、空騎士の軍団兵


ここから下は個人的不人気(だった)ギルド

ゴルガリ 参入リスク:低 再現性:高
煙たがられている為、割と簡単に参入できる。
フィニッシャーもよろめく根茎というお手軽専用パーツの為、複数枚確保しやすい。
ここまで書くととてもいいことばかりに見えるが難しいのがゲームプランと柔軟性。
墓地を肥やしながら相手を捌く為、相打ちが出来ないとてもつらい。
飛行が止まらずなんてこともある。
除去も重要だがクリーチャーを沢山いれたいので意識したピックが必要。
でもやってみると結構面白いです。

欲しいカードは
アンコ:光胞子のシャーマン
コモン:よろめく根茎、背骨ムカデ

セレズニア 参入リスク:高 再現性:中
実はリアルドラフトで初めて3-0したギルド
MOでド失敗してもう組まないって言ってたけど認識違いがあったので妥当な結果でした。
薔薇たてがみのケンタウルスか議事会の騎兵あたりからじゃないと怖くて行けない。
失敗するとすぐ負け越すので参入リスクは高。
反面空いてることがわかると議事会のギルド魔道士辺りを自信を持って流せる。
ミッドレンジよりテンポを意識してピックが必要。
薔薇たてがみのケンタウルスに目がいきがちだけど個人的に重視したいのはバットリです。
折角3t目にだした薔薇たてがみのケンタウルスが4/3にモジモジしてその間に負けるなんて目も当てられないから大群の力、奨励、群れの好意あたりは是非確保しておきたいです。
テンポとバットリがかみ合った時は爽快です。

欲しいカードは
アンコ:議事会の騎兵、議事会の裁き、レーデヴの勇者
コモン:薔薇たてがみのケンタウルス、バットリ


もうラヴニカのギルド環境終わりますが皆さんも楽しいドラフトライフを。
スタンダードで質問されたことを参考にルールの確認。

1)Aの戦場にはパルン、ニヴ=ミゼットとイゼット副長、ラルがいる。
ラルの+1能力を起動した場合、ニヴ=ミゼットの能力は誘発するか?

2)Aの戦場には協約の魂、イマーラと森3枚がある。
召集でイマーラから生成されるトークンをコストにあて手札の薔薇たてがみのケンタウルスを唱える事が出来か?

3)Aは発展+発破の発展でNのヴラスカの侮辱を対象にして唱えた。
Aは悪意ある妨害を持っている。
AはNのヴラスカの侮辱を打ち消しつつ自分のヴラスカの侮辱を解決することが出来るか?

やはりというかイゼットはややこしい。
第18回夢屋杯MTGラウンドもいよいよ最終ラウンド。
全勝をかけたテーブルに着くとフォーマット選択があるにも関わらず対戦相手が席をつく前に既にシャッフルを行うヌマタの姿。
この疑問は現チャンピオンでありスタンダードしか選ばないであろうオオヒラが席に着くことで解消することとなる。
選択は当然スタンダード「王神ミラーです」と教えてくれた。

ダイスロールで先行はヌマタ
ヌマタは即キープしオオヒラは悩んでキープを宣言
ヌマタの《査問長官》から全勝をかけた最終ラウンドのゲームがスタートした。

序盤はお互いに《アズカンタの探索》や《航路の作成》、《巧みな軍略》で手札と墓地を整える展開。
盤面には途中ヌマタの出した《機知の勇者》がチクチクとオオヒラにダメージを与えていく。

お互いの《アズカンタの探索》が変身したターンにゲームは急加速する。
まずは先行のヌマタ《復元》で《王神の贈り物》を釣り上げ手札の《発明の天使》を出し4/4になった《聖なる猫》がアタックし今まで蓄積したダメージと合わせオオヒラのライフを8とする。
オオヒラも《復元》で《王神の贈り物》から《発明の天使》を出して止血を試みるがヌマタが手札から出した《博覧会場の警備員》が《発明の天使》を追放すると第1ゲームはヌマタが先取した。


第2ゲームはオオヒラ6枚ヌマタが7枚でキープ
ファーストアクションは再びヌマタの《査問長官》
第1ゲームと同じくお互い墓地を肥やし手札を整え《アズカンタの探索》を出すゆっくりとした展開。
今回先に動いたのオオヒラ2マナを立て《復元》で《王神の贈り物》を釣り上げる。
これを通すわけにはいかないヌマタ《排斥》で追放しに行くがきっちり《否認》を合わせられ6/6の《発明の天使》がヌマタに襲いかかる。
一方的な状況になる前に《博覧会場の警備員》で《発明の天使》を対処するが根本的解決には至らず
遅れてヌマタも《復元》で《王神の贈り物》を設置し盤面をイーブンに戻そうとするがチャンピオンオオヒラきっちりと《排斥》を合わせ
《賞罰の天使》と《発明の天使》が第2ゲームを取り返した。

周りを見渡すと他のテーブルは既に終わっておりこのテーブルが第18回夢屋杯MTGラウンドの最後のゲームとなった。

オオヒラは7枚でキープするがここにきてヌマタは試練のダブルマリガン
しかししっかりとした5枚をキープしておりヌマタは《アズカンタの探索》、《機知の勇者》、《航路の作成》で一気に盤面を構築していく。
オオヒラも《巧みな軍略》を3連打し手札を整える。
一見互角に見えるがオオヒラの墓地には1枚もクリーチャーが落ちていない。

お互い《発明の天使》を4/3で鏡うつがヌマタは《博覧会場の警備員》で《発明の天使》を追放し戦場をこじ開けていく。

盤面で押されているオオヒラじっくりと盤面を見据え《賞罰の天使》で《発明の天使》を取り返しトークンを生成する。
しかしヌマタが不朽で《賞罰の天使》を戻すと《博覧会場の警備員》も戻り盤面だけがヌマタの一方的なものになってしまう。

オオヒラはカードを引くが盤面をひっくり返すカードにはたどり着けず。

ダブルマリガンをも弾き返したヌマタがMTGラウンド全勝おめでとう!
ポールポジションでプレイオフラウンドへ。

最後は自己責任でお願いします。

情報を提供してくれる方に感謝。
http://kurupar.diarynote.jp/201602280948527648/
高い買い物なので少しでもリスクは軽減したい。
BMさんのフェイク記事のまとめ
トレードもする身としてはいざというときに覚えておきたいところ


http://www.bigmagic.net/news/0044.html

http://www.bigmagic.net/news/0088.html

http://www.bigmagic.net/news/0088.html


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